ゴッサム・シティの住民がダーク・ナイト(闇の騎士 バットマン)に守られることなく街中を歩けるとは想像しにくい。だが今回のアニメで描かれている、そう遠くない未来のゴッサム・シティではブルース・ウェイン(またの名をバットマン)は引退してバットスーツを脱ぐことにした。ウェインが世捨て人として大邸宅で暮らし始めると、ゴッサム・シティはすぐに犯罪者や無法者(ジョーカーズという覚えやすい名前の集団である)であふれかえってしまう。悪党が群れをなすこの街にはテリー・マクギニスという名の少年が暮らしているが、彼もウェイン同様、父を殺され、トラウマにさいなまれて復しゅうの機会を狙っている(似ている点はほかにもあるが、言わないでおこう)。偶然テリーはウェインの邸宅にたどり着き、バットケイブを発見する。栄光は過去のものとなり、今ではぱっとしない古ぼけたバットケイブは封印され、ろう人形館のようにバットマンの戦利品を陳列しているだけである。陳列してあるコスチュームの中でも、飛行能力が増強された最新式のバットスーツは、スーパーマンが意気地なしに見えるほどのパワーを秘めていた。元気いっぱいのテリーがこのスーツを着るのは当然の流れで、父を死に追いやった、善人のふりをした悪党に復しゅうする作戦を開始する。 このアニメは、ダーク・ナイトを題材にしたありきたりな話とは全然違う。ワーナー・ブラザース製作のエミー賞に輝いた最新のTVシリーズ「バットマン」であり、筋書きもアクションもスタイリッシュで考え抜かれている。観客はオープニングのクレジット(デビッド・フィンチャー監督の『セブン』のオープニングを思い出させる不気味な映像である)から、ヒーローを必要とする世界に引き込まれていく。後に製作された実写版の『バットマン』シリーズとは異なり、『バットマン:ザ・フューチャ−』はDCコミックス版のバットマン・ファンの共感も得るだろう。本作品のゴッサム・シティは暗く、危険がいっぱいで憎むべき悪党どもであふれている。だじゃれも言わず、警察と協力もせず、暴力も手加減なしだ。これが未来のバットマンであり、悪党には容赦なく正義の鉄拳をふるう彼の姿には、いつ見ても夢中になってしまうに違いない。11歳以上向け。(Jeremy Storey, Amazon.com)
未来のバットマンのお話
未来のバットマンのお話で、ブルース・ウェインではなく、17歳の少年テリーがバットスーツに身を包み、ゴッサム・シティーの悪と戦います。ブルースはテリーの指導者として登場。 アメリカのTVシリーズから以下の5話をセレクトしてあります。「新たなる戦い」(42分) 「ゴーレムの反乱」(21分) 「勝利の影に」(21分) 「ロイヤル・フラッシュ」(21分) 「ミスター・フリーズの真実」(21分) それゆえ話の密度が高いDVDとなっており見応え十分です。 オープニングシーンもカッコ良く、ストーリーも充実。バットマンファンにはニヤリとする隠し味も満載。子供向けにしておくのは勿体無い。
2代目バットマン誕生
無敵で永遠かと思われる存在のヒーローも、人間。 やがて年老いて、いつかは戦えない体になってしまう… そんな現実がバットマンの身にも起こったら? バットマン=ブルース・ウェインが、そのコスチュームを脱ぎ捨て、 ヒーローだった過去を封印して久しい未来世界に、 新たなるバットマンになる少年・テリーが現れます。 2代目を名乗ることに遜色のない素質を備えた 新バットマン=テリー・マクギニスと、 彼の師となったブルースの活躍が楽しめる秀作です☆
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