絵は優しいが彼女は実に強い女なのである
中国がいかにディープかは彼女が人生とともにつづった著書たちそのものが語ってくれている感じだ。「ま、時代が新しいんだし、「続」から読めばいいか?」と思っているあなた、チッチッチッ、それほど中国は甘くない。発展途上時代の脆い足場の上に築かれている御殿、中国・・・小田ちゃんは見事にそれを体験してきている。彼女の昔からの著書を読むことでそれが理解できる。私はこういう紀行本には幾度も騙されてきたのだが、小田の本で騙された(期待を裏切られた)ことはない。それほど、中身が実に良く描けている。しかも彼女のギャグセンスも実にすがすがしくて良い。前回を「総論」とすると、料理あり、家庭生活の描写あり、今回はカシュガルやトルファンなど、中国でもちょっと異質なところにまで足を運んでいる「各論」だ。
中国に興味がある人はぜひこの一冊を手にとってもらいたい、そして実際に足を運び、小田空に共感し、小田空を尊敬して欲しい。それくらい、彼女はチャレンジャーなのである。
愛がある中国旅行記
この作品は、作者が「目のうろこ」という別の本で書いた視点が貫かれています。すなわち、「中国という存在を愛し、その未来を信じ、自分でできる手助けをしてやろう」という、一言でいえば「愛」にあふれています。
上海で文革中にキリスト教が弾圧されたことを老人の教徒の口から語らせ、クリスマスの復活を一緒に祝う一方、紅衛兵の弾圧行動に「新しい中国を作ると言って」とさりげなく軽い理解も示します。中国の庶民への愛にじーんときます。
延安の毛沢東らの旧居は「どれも同じやんけ」と突っ込むなどイデオロギーに目がくらんでいません。さわやかで佳作です。
た、たくましい小田空嬢、否、小田空小姐
「中国いかがですか」を小田空嬢が書いていると知った時のショックはでかかった。まるで羊肉に思い切り香辛料をつけて食べる焼肉のような気持ちである。(どーゆー気持ちじゃ?)私は小田空嬢の「空くんの手紙」を「りぼん」時代愛読していたので、このギャップは驚いた。でもたまげたもんだ。みあげたもんだ。また訳のわからない少数民族生息地に行きながらも帰ってくる著者はタダモノではない。
待ってました!!
の第2弾です。 前作のつづきということで、 中国田舎町の日常生活が大爆笑のマンガと共に描かれています。 中国の衣、食、住、を網羅したアジア好きにはたまらない作品です。 ただ、残念ながら前作の方がパワーがあったように思います。 でも1作目を読んだら、2作目も読みたくなって仕方なくなるはず! 田舎町とは言え、冬は平均気温−8度の所に住んだ著者の 寒さとの戦いも必見です。 カイロ代わりに焼き芋をポケットに忍ばせ、 それでも耐えられなくなったら喫茶店に入って 幻のジュース、「ホットコーラwith麦」で一休み。 現在日本に住んでいると、カルチャーショックだけでなく、 ジェネレーションギャップも感じてしまいます。 続きがあると思うので、第3巻にも期待大です。
今回はシルクロード
今回はシルクロードを旅されたときの話が掲載されています。 イスラム色の強い地域で羊ばかり食べるハメになり、豚肉が 出す食堂を見つけて喜ぶ様子や自分から羊の匂いが出ている ことに気がついて帰りの切符を買ったというくだりなど 小田さんは既に中国人なのだなと笑えました。 テレビ事情なども取り上げられていますが、餃子や飴の デザートなど食べ物の話が多いです。
創美社
中国いかがですか? 中国の骨は1本すくない 中国、なんですかそれは? 中国の思う壺〈下〉 中国の思う壺〈上〉
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